2016年 08月 02日
暫くぶりです島本です>【ネ兄】完全禁煙116日目【突 石皮】他
ご無沙汰しておりました島本です。特に何という訳でもなく
しかし有り難い事に毎日何かしら色々とやらねばならない事もあり
そうこうしている内にもう8月です。
暑い日が続きますが皆様お元気でお過ごしですか。
夏バテなどしていませんか?
夜寝苦しくて睡眠不足になりやすい時期で
体力低下は万病の元です。
暑さ厳しき折、お体ご自愛下さい。
ではまずはこれから
【ネ兄】完全禁煙116日目【突 石皮】
先日、さる稽古場にお邪魔した時の事。
演劇界は比較的喫煙率が高いと思うのですが、ご多分に漏れず
その稽古場でも休憩中などは灰皿の周りが一息つく人で一杯。
私は既に周りで煙草を吸われても何とも思いませんし、
副流煙も全然ウェルカム。少しくらいは懐かしい思い出です。
そして、その喫煙される皆様の中に混じって珍しいものを
吸っていらっしゃる方々を発見。
Vape(ベイプ)といいます。
日本では「電子タバコ」なんても言われております。
電池の電力で熱せられた水蒸気を吸う
まぁ煙草代わりのものです。形もパイプ型やペン型など様々。
もとは恐らくはアメリカが発祥だと思いますが、日本にも入ってきています。
これは日本では使用者人口が少ない為珍しく、
私は実はオーストラリアで教わって
手に入れていたものです。
本国アメリカではニコチン入りの原液もあり、その濃度も
随意に選べるのですが、日本ではニコチン入りの原液が認められていないようで
ニコチン含有量0の原液で、香りだけを楽しむ仕様になっています。
なので、日本で最近発売されているiQOS(アイコス)よりも遥かに健康的。
稽古場で盛んに吸われているのを見て、思い出したんで
近所のベイプショップを探して、原液を手に入れてやってみました。
香りと甘い味がするだけで、何とも思いませんw
「うぃーw」っても思いませんw こりゃすぐ飽きるなw
ま、気休めにはいいんじゃないでしょうかね。口寂しい時などに。
もうすぐ完全禁煙は4ヵ月を迎える所であります。
たばこ如きに気を割かないでいるだけで
時間はどんどん過ぎていきます。すっかりたばこを抜いた方の生活を
エンジョイしているように思います。
そして次、これが本日のメインイベント。
先日軽トラックで搬送してきましたスクーター。
手元に持ってきたときにはエンジンもかからなかったのですが
先にナンバーだけ地元管轄の陸運局へ行って取って来ました。
こいつは排気量の関係で、実車がなくても書類だけでナンバーを発行してもらえるのです。
ナンバー取得後は先ずバッテリーを満充電し、
ガソリンも新しいものを入れて難なくエンジン復活。
世知辛い昨今の東京道路事情もありますが
止める場所を選べば駐車場代もかからないし、
調子を見るためにも持ってきたなりのオンボロ状態でちょぼちょぼ乗っておりました。
こいつの排気量は150ccですから250ccと同じ軽二輪車。
原付や原付2種と違って、本来は高速道路も乗れるんです。
SUZUKIのヴェクスター150です。
1、世間では「おじさんスクーター」として名高いやつでして
発進直後の加速が大変悪く、60kmまでスピードを出すのもじりじりとしか
スピードが上がらず、街中では他の車の流れの中では多少危ない面もあります。
2、乗っていると発進時と一旦アクセルをオフにした後の加速時に
ゴゴゴと引っかかるような振動(ジャダーの様な)ものもあり
気になっていました。
3、実走行かどうかしりませんが、メーターは11000km程度を示しており
その間オイル管理がどうされてきたのかも不明。
4、ブレーキも後輪の方が比較的効く位で、前輪側はブレーキレバーも
何だかスカスカして、全体的にはブレーキの効きが甘い。
1と2について、その解決を同時にする為に分解して駆動系の様子を見て、
いくつかの部品を新しいものに変えてみました。
3も実践します。オイルは交換し、オイルフィルターも交換。
まずはカバー類を外し、駆動系を露出させます。
実は既にこの段階でオイル交換の為に既存のオイルを抜く作業を始めています。
写真下中央から左よりのビニールが見える小さな箱がオイル廃棄箱で
エンジン下側のドレンからオイルを抜いています。オイル真っ黒。
それでこちらが露出した駆動系のアップ。左側がドライブプーリー、
右側がドリブンでクラッチになっています。そして両者を繋ぐベルト。
22mmのソケットとインパクトで一発。
プーリー表面です。段付き磨耗してます。スムースに走る訳無い。
左がドライブフェイス。プーリーと向かい合ってベルトを挟むようになってます。
右はプーリーの裏側。
ベルトも交換するのでクラッチ側も外します。14mmのソケットと
インパクトで一発です。
左側がクラッチのアウター。右がクラッチユニット。
ユニットの外側に三箇所「ともえ」に配置されているのがクラッチのシュー。
アウターの内側にそのシューが触って、摩擦で繋がるんですね。
これはプーリーの中に入っているウェイトローラー。
このローラーが動く事でプーリーをフェイスに押し付け、間に挟まれた
ベルトが中心から外周へと移動し、無段階でシフトするオートマという訳です。
ですが、本来なら真円であるはずのローラーが偏磨耗しています。
これではローラーがスムースに移動出来ず、結果的に
スムースに変速してくれるはずがありません。
そこで新しい部品の登場。
このセットは世間で言う「ハイスピードプーリー」と同じ効果を
発揮すると言われるアドレスV125用の純正プーリーです。
台湾SUZUKIの純正部品で、新品なのにアフターパーツとして
売られる高価な「ハイスピードプーリー」より遥かに安い値段。
ランチ我慢したら買えるって位。本当に安い。
新しいローラーも気分が良いです。
稼動部分に薄くグリスを塗って組み付けます。
そしてこちらが既存のベルト。1万Kmで交換推奨とか言われている部品ですし
製造されてから恐らく15年ほど経っている個体ですからゴム部は劣化して然り。
ひび割れているのが確認できます。しなやかさも無くなっているでしょう。
いずれ交換必須。なら今が変え時。
こちら新品。台湾のアフターパーツメーカーのものらしい。
純正より若干太いが使えるパーツ。新品ですからひび割れなし。
こちらもベルトの値段としてはそれなりに安い。
そうこうしている内にオイルも抜け切ったのでオイルフィルターを取り出します。
いわずもがな左使用済み、右使用前。エンジンオイルのろ過をしてくれます。
そしてまた色々やっている間にさっくりと「クラッチカバー」を
メッキのものに交換。色気だしちゃいましたすみません。
台湾SUZUKIではヴェクスターは高級車両らしくこうした装備が純正で
あるんですね。ですから値段はこれも全然高くない。プラですし。
こけてガリガリにしたくないですね。
部品を外した段階で中をパーツクリーナーで掃除済み。
クラッチとベルトを組み付け、プーリーも組み
ベルトを通してフェイスで押さえるように組みつけますと
完成。クランクケースカバーがまだですけど。
でエンジンオイルは、このシート下のカバーを外した所に
注入口があります。
オイルフィルターは新しいものを組み付け済み。ドレンボルトも締めて
オイルを注入します。規定750mlも、フィルター交換してますから
+αを見越して多めに入れておきました。
で、組み付けたものに不具合がないか、クランクケースカバーをつけて
全体に蓋をしてしまう前に、この状態のままで
いい加減なヘルメットかぶって試運転に行ってきました。
結果は不具合なく、発進から60kmまでストレスなく加速します。
部品交換前にあった「加速の谷」もありません。
組み付け直後であり、ベルト他部品の馴染みが良くなるまでは
慣らし運転が必要なようですが、60km位で走る分には問題ないでしょう。
エンジンをぶん回さなくてもスピードが出て行く感じです。
ネットで様々な部品交換の記事を見て、作業の脳内シュミレーションは
済んでいましたが実際そうした先人達のいう通りの結果で満足しています。
そして、実はこれ
9月に本番公演のある舞台の、今月から始まる稽古に通う為の「脚」なんです。
稽古に行くための脚を調達して、修理する所から
稽古が、ひいては公演が始まっている、という事なんですね。
遥か昔、大学の卒業論文を書く為に
ぼくはパソコンを自作する所から始めて
音声認識で論文を書いたんですが
何十年経っても、根本は変わっていないようであります。
ほんとすみません。
しかし有り難い事に毎日何かしら色々とやらねばならない事もあり
そうこうしている内にもう8月です。
暑い日が続きますが皆様お元気でお過ごしですか。
夏バテなどしていませんか?
夜寝苦しくて睡眠不足になりやすい時期で
体力低下は万病の元です。
暑さ厳しき折、お体ご自愛下さい。
ではまずはこれから
【ネ兄】完全禁煙116日目【突 石皮】
先日、さる稽古場にお邪魔した時の事。
演劇界は比較的喫煙率が高いと思うのですが、ご多分に漏れず
その稽古場でも休憩中などは灰皿の周りが一息つく人で一杯。
私は既に周りで煙草を吸われても何とも思いませんし、
副流煙も全然ウェルカム。少しくらいは懐かしい思い出です。
そして、その喫煙される皆様の中に混じって珍しいものを
吸っていらっしゃる方々を発見。
Vape(ベイプ)といいます。
日本では「電子タバコ」なんても言われております。
電池の電力で熱せられた水蒸気を吸う
まぁ煙草代わりのものです。形もパイプ型やペン型など様々。
もとは恐らくはアメリカが発祥だと思いますが、日本にも入ってきています。
これは日本では使用者人口が少ない為珍しく、
私は実はオーストラリアで教わって
手に入れていたものです。
随意に選べるのですが、日本ではニコチン入りの原液が認められていないようで
ニコチン含有量0の原液で、香りだけを楽しむ仕様になっています。
なので、日本で最近発売されているiQOS(アイコス)よりも遥かに健康的。
稽古場で盛んに吸われているのを見て、思い出したんで
近所のベイプショップを探して、原液を手に入れてやってみました。
香りと甘い味がするだけで、何とも思いませんw
「うぃーw」っても思いませんw こりゃすぐ飽きるなw
ま、気休めにはいいんじゃないでしょうかね。口寂しい時などに。
もうすぐ完全禁煙は4ヵ月を迎える所であります。
たばこ如きに気を割かないでいるだけで
時間はどんどん過ぎていきます。すっかりたばこを抜いた方の生活を
エンジョイしているように思います。
そして次、これが本日のメインイベント。
先日軽トラックで搬送してきましたスクーター。
手元に持ってきたときにはエンジンもかからなかったのですが
先にナンバーだけ地元管轄の陸運局へ行って取って来ました。
こいつは排気量の関係で、実車がなくても書類だけでナンバーを発行してもらえるのです。
ナンバー取得後は先ずバッテリーを満充電し、
ガソリンも新しいものを入れて難なくエンジン復活。
世知辛い昨今の東京道路事情もありますが
止める場所を選べば駐車場代もかからないし、
調子を見るためにも持ってきたなりのオンボロ状態でちょぼちょぼ乗っておりました。
原付や原付2種と違って、本来は高速道路も乗れるんです。
SUZUKIのヴェクスター150です。
1、世間では「おじさんスクーター」として名高いやつでして
発進直後の加速が大変悪く、60kmまでスピードを出すのもじりじりとしか
スピードが上がらず、街中では他の車の流れの中では多少危ない面もあります。
2、乗っていると発進時と一旦アクセルをオフにした後の加速時に
ゴゴゴと引っかかるような振動(ジャダーの様な)ものもあり
気になっていました。
3、実走行かどうかしりませんが、メーターは11000km程度を示しており
その間オイル管理がどうされてきたのかも不明。
4、ブレーキも後輪の方が比較的効く位で、前輪側はブレーキレバーも
何だかスカスカして、全体的にはブレーキの効きが甘い。
1と2について、その解決を同時にする為に分解して駆動系の様子を見て、
いくつかの部品を新しいものに変えてみました。
3も実践します。オイルは交換し、オイルフィルターも交換。
写真下中央から左よりのビニールが見える小さな箱がオイル廃棄箱で
エンジン下側のドレンからオイルを抜いています。オイル真っ黒。
右側がドリブンでクラッチになっています。そして両者を繋ぐベルト。
22mmのソケットとインパクトで一発。
右はプーリーの裏側。
インパクトで一発です。
左側がクラッチのアウター。右がクラッチユニット。
ユニットの外側に三箇所「ともえ」に配置されているのがクラッチのシュー。
アウターの内側にそのシューが触って、摩擦で繋がるんですね。
このローラーが動く事でプーリーをフェイスに押し付け、間に挟まれた
ベルトが中心から外周へと移動し、無段階でシフトするオートマという訳です。
ですが、本来なら真円であるはずのローラーが偏磨耗しています。
これではローラーがスムースに移動出来ず、結果的に
スムースに変速してくれるはずがありません。
このセットは世間で言う「ハイスピードプーリー」と同じ効果を
発揮すると言われるアドレスV125用の純正プーリーです。
台湾SUZUKIの純正部品で、新品なのにアフターパーツとして
売られる高価な「ハイスピードプーリー」より遥かに安い値段。
ランチ我慢したら買えるって位。本当に安い。
新しいローラーも気分が良いです。
稼動部分に薄くグリスを塗って組み付けます。
製造されてから恐らく15年ほど経っている個体ですからゴム部は劣化して然り。
ひび割れているのが確認できます。しなやかさも無くなっているでしょう。
いずれ交換必須。なら今が変え時。
純正より若干太いが使えるパーツ。新品ですからひび割れなし。
こちらもベルトの値段としてはそれなりに安い。
いわずもがな左使用済み、右使用前。エンジンオイルのろ過をしてくれます。
メッキのものに交換。色気だしちゃいましたすみません。
台湾SUZUKIではヴェクスターは高級車両らしくこうした装備が純正で
あるんですね。ですから値段はこれも全然高くない。プラですし。
こけてガリガリにしたくないですね。
部品を外した段階で中をパーツクリーナーで掃除済み。
クラッチとベルトを組み付け、プーリーも組み
ベルトを通してフェイスで押さえるように組みつけますと
注入口があります。
オイルを注入します。規定750mlも、フィルター交換してますから
+αを見越して多めに入れておきました。
全体に蓋をしてしまう前に、この状態のままで
いい加減なヘルメットかぶって試運転に行ってきました。
結果は不具合なく、発進から60kmまでストレスなく加速します。
部品交換前にあった「加速の谷」もありません。
組み付け直後であり、ベルト他部品の馴染みが良くなるまでは
慣らし運転が必要なようですが、60km位で走る分には問題ないでしょう。
エンジンをぶん回さなくてもスピードが出て行く感じです。
ネットで様々な部品交換の記事を見て、作業の脳内シュミレーションは
済んでいましたが実際そうした先人達のいう通りの結果で満足しています。
そして、実はこれ
9月に本番公演のある舞台の、今月から始まる稽古に通う為の「脚」なんです。
稽古に行くための脚を調達して、修理する所から
稽古が、ひいては公演が始まっている、という事なんですね。
遥か昔、大学の卒業論文を書く為に
ぼくはパソコンを自作する所から始めて
音声認識で論文を書いたんですが
何十年経っても、根本は変わっていないようであります。
ほんとすみません。
by 4Mill_DollarMan
| 2016-08-02 01:37
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